なぜ円安になるの
なぜ円安になるのか?変動要因あれこれ!
原油と為替の関係
原油価格の高騰も円安の原因の一つに挙げられます。
日本が輸入する原油の決済はドルで行われます。
そのため原油価格が上昇すれば、必要とする量は変わらなくても、
原油の輸入価格の上昇に伴い、ドルを調達する量も増えるということになりますよね。
結果として外国為替市場で外貨買い、円売りが進み、円安が加速することになります。
もちろん、近年は石油の備蓄があり、すぐには為替に影響をあたえませんが
備蓄以上の高騰が続くようであれば、影響をあたえます。
日本企業の海外進出
日本の企業が国内の景気低迷などを背景に、
成長が見込める海外の企業を買収したり、
海外に工場をつくることもその理由となります。
日本企業が、海外企業を買収したり、海外に工場をつくるためには、
外貨が必要となります。
結果として外国為替市場で外貨を買うすることになります。
この大量の外貨買い/円売りから円安になります。
機関投資家の海外投資
大きな組織が関わるため、外国為替市場で動く金額が大きく、
為替に与える影響も大きいといえます。
日本人の海外旅行(季節的理由)
日本人の海外旅行者による影響も、
円安になる理由として挙げられます。
円安になる季節とは、日本人が集中して海外へ旅行する
ゴールデン・ウィークや夏休み、正月などです。
海外旅行の際に使うお小遣いの両替やトラベラーズ・チェックの調達や、
買い物などに使ったカードの決済などが、一時的に外貨買いを増加させ、
円安の理由になります。
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